Git 基本コマンド
Update on August 05, 2016
分散型バージョン管理システム Gitで使う基本的なコマンドをメモしておきます。
確認環境:
Max OS X El Capitan 10.11.2
git version 2.6.4
Xcode 7.3
Command Line Tools for Xcode 7.3
gitを使えるようにする準備:
macでGitを使えるようにするために、以下からインストールしておきます。
または、macのコマンドラインツールをインストールすれば、Gitも一緒にインストールされます。
(Apple IDが必要です。)
- Apple Developer Develop
- Apple Developer Downloads
- Apple Developer Downloads More
Apple DeveloperのDevelopに移動し Download を選択します。
その後、Apple ID を入力し、以下の画面に移動します。
コマンド入力が苦手な人は、こちらを使えば、GUIベースでバージョン管理ができます。
git 基本的な使い方:
Gitのコマンドは、macのターミナルから実行します。
ローカルにリポジトリを作成
ローカルにリポジトリを作成したい場所に移動して、以下のコマンドを実行
$ git init
$ git add *
$ git commit -m "コメントを入力してください"
Gitで管理しているファイルを編集したら、commit、pushを行いますが、
commitする前に、まずは、commitしたいファイルをaddしておきます。
git addすることを、インデックスに追加するとも言います。
ファイル名を指定する場合
$ git add [ファイル名]
ディレクトリ名を指定する場合
$ git add [ディレクトリ名]
.(ドット)を指定するとカレントディレクトリ以下のすべての変更がaddされます。
(git管理下のファイル全部)
$ git add .
addが完了したら、commit、pushを行います。
$ git commit -a -m "コメントを入力してください"
$ git push origin master
git addコマンドのバリエーション:
変更が加えられたファイルと、git管理外だったファイルを追加する
$ git add --all
すべてのhtmlファイルを追加する
$ git add *.html
変更されたファイルを追加する
$ git add -u
addしたファイルを除外
$ git rm --cached
git commitコマンドのバリエーション:
変更のあったファイルすべてをcommitする
vimエディターが開くので、コメントを入力します。
$ git commit -a
なお、コミットメッセージの書き方は、
1行目 概要を書く
2行目 空行にする
3行目 詳細な説明を書く
コメントを付けてcommitする。
こちらは、vimeエディターは開きません。
$ git commit -m "コメントを入力してください"
なお、
$ git commit -m "コメント1" -m "コメント2"
と入力すれば、
1行目 コメント1
2行目 空行
3行目 コメント2
となります。
直前のコミットを取り消す
$ git commit --amend
変更点を表示してコミット
$ git commit -v
git statusの見方:
gitのstatusを実行すると、
$ git status
編集後、add前、commit前は、このように表示されます。
On branch master
Changed but not updated:
add後、commit前は、このように表示されます。
On branch master
Your branch is up-to-date with 'origin/master'.
Changes to be committed:
commit後、push origin master後は、このように表示されます。
On branch master
Your branch is up-to-date with 'origin/master'.
nothing to commit, working directory clean
その他、よく使うコマンド:
commitの履歴を確認する
$ git log
commitの履歴を確認する
$ git reflog
commitの差分を確認する
$ git diff
gitのバージョンを確認する
$ git --version
gitのコミットログ編集用エディタをvimにする
$ git config --global core.editor 'vim -c "set fenc=utf-8"'